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簡単ではありますが、これが私の考える<ペットタイプ><ブリーディングタイプ><ショータイプ>の違いです。

価格はそれぞれのブリーダーがつけるので一概には言えませんし、<ショータイプ>や<ペットタイプ>と言うランクもブリーダーが決めます。ここで問題となるのは、そのブリーダーにランクをつける目があるかどうか、正しく判断する能力があるかどうかです。CFA主催のキャットショーに参加してソマリに対する知識や目を養っているかどうかを知る必要があります。そして沢山の組み合わせのブリーディングを行って、生まれた子猫がどのように成長するかを実際に見て経験しているブリーダーでないと、子猫が<ブリーディングタイプ>なのか<ショータイプ>なのかの判断も正しく行えないわけです。

タイプとして良い猫という意味ではなく、値段とランクのバランスの取れた良い猫を手に入れるには、まず最初に良いブリーダーさんを見分けなければならないわけです。(多分これが一番難しい)

純血種を手に入れると簡単に子猫を産ませたいと言いますが、子孫を残すと言うことは、その猫種の将来に対して責任を持つということです。いい加減な繁殖者がスタンダードや猫に対する知識も持たないまま、いい加減な繁殖を行えば、その種類の猫は本来あるべき姿でなくなってしまうかもしれないのです。被毛の短いソマリ、色のまったく無いソマリ、足の短い寸胴のソマリ、首のまわりのフリルが無いソマリ、きつねの様な豊かな尾の無いソマリ。こんなソマリが果 たして本当にソマリと呼べるでしょうか?

「そんなのは関係ない、自然にまかせるべきだ。」と言われる方もいらっしゃるでしょう。確かに「猫種」として考えた場合はそうなのかもしれません。しかし、それでしたら純血種である必要はどこにあるのでしょう。

一般的な人の考えから若干外れてブリーダーとしての考え方を全面 に出しすぎた感のある説明になってしまいましたが、猫に対する愛情は雑種だろうと純血種だろうと変わり無いはずです。純血種に対しての考え方が偏っているとお考えの方も多いと思います。そのような方は無理をして偏った考え方の元に繁殖されている純血種を手に入れない方が良いと思います。出来ましたら、闇から闇へ葬られてしまうような可哀相な猫たちに手を差し伸べて一生可愛がっていただけますようお願いいたします。

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